visvim FBT LHAMO-FOLKのソール交換|剥がれた靴底をVibram #893Cで修理

今回お預かりしたのは、visvim(ビズビム)のFBT LHAMO-FOLK

モカシンを思わせるアッパーデザインに、スニーカーのようなソールを組み合わせた、visvimらしい独特な一足です。

今回のご相談は、靴底の摩耗が原因ではなく、経年劣化によって接着剤が弱まり、ソールが剥がれてきたことでした。

そこで、元の雰囲気をなるべく大きく変えないよう、Vibram #893Cを使用してソール交換を行いました。

ソール交換前のvisvim FBT LHAMO-FOLK正面
修理前のvisvim FBT LHAMO-FOLK。アッパーには履き込まれた表情が出ていますが、今回の問題は靴底の接着部分でした。
目次

今回の症状は、ソールの摩耗ではなく「剥がれ」

靴底のトラブルというと、まず思い浮かぶのは「すり減ったから交換する」というケースだと思います。

ただし今回のFBT LHAMO-FOLKは少し違います。

ソール材そのものが完全に擦り減ってなくなったのではなく、年数の経過によって接着剤の力が弱まり、アッパー側とソール側が分離していました。

ソールが剥がれたvisvim FBT LHAMO-FOLKの修理前側面
横から見ると、ソールが大きく剥がれていることが分かります。

こうした接着剤の経年劣化は、履いた回数が少ない靴でも起こることがあります。

見た目にはソールがまだ残っていても、接着が弱くなれば歩行中に少しずつ剥がれが広がっていきます。

ソール剥がれが発生したvisvim FBT LHAMO-FOLKの靴底
修理前の靴底。今回は摩耗量よりも、ソール全体の接着状態が問題になっていました。

visvim FBTは、モカシンとスニーカーを組み合わせたような一足

FBTは、visvimを代表するシューズのひとつです。

アッパーにはモカシンを思わせるデザインを取り入れながら、足元には現代的なスニーカーソールを組み合わせています。

革靴とも一般的なスニーカーとも少し違う、この独特な組み合わせがFBTの大きな魅力です。

そのためソール交換でも、単に「付くソールなら何でもいい」というわけではありません。

厚みやボリュームが大きく変われば、FBTらしい全体のバランスまで変わってしまいます。

今回使用したのはVibram #893C

今回のソール交換には、Vibram #893Cを使用しました。

#893Cは、スニーカーのソールのように、クッション性を担うミッドソール部分と地面に接するラバー部分が一体になったタイプのソールです。

一般的な革靴のように、ミッドソールを作ってその下へ別のアウトソールを積み重ねていく構成とは少し違います。

今回のFBTのように、もともとスニーカーに近いボリューム感を持った靴には合わせやすいソールです。

#893Cは今回のFBTと見た目の方向性が近く、白系のミッドソール部分と黒いラバーの組み合わせも、元の靴が持っているスポーティーな印象を大きく崩しません。

修理後

こちらがソール交換後です。

Vibram893Cでソール交換したvisvim FBT LHAMO-FOLK
Vibram #893Cでソール交換後。FBTらしいスニーカー寄りのボリューム感を残しています。

修理前とまったく同じ純正ソールに戻るわけではありません。

それでも、白いミッドソール部分と黒いアウトソールの組み合わせによって、visvim FBTの個性的なアッパーとのバランスは自然にまとまっています。

Vibram893Cで修理したvisvim FBT LHAMO-FOLKの側面
横から見ると、Vibram #893Cの白と黒のレイヤーがよく分かります。

今回のようなソール交換では、「純正と完全に同じものへ戻す」というより、現在入手できる修理材料の中から、靴の雰囲気をなるべく損なわないものを選んで仕上げることになります。

底面はVibramらしいラバーパターンへ

visvim FBT LHAMO-FOLKに取り付けたVibram893Cの底面
交換後の底面。地面に接する部分は黒いVibramラバーです。

底面は、地面に接する黒いラバー部分が広く配置された仕様です。

純正ソールとはパターンや素材構成が異なるため、履き心地まで完全に同じになるわけではありません。

今回は実際に長期間履いた状態まで確認していないため、「純正より柔らかい」「純正より歩きやすい」といったことは断定していません。

修理用ソールへ交換する場合は、見た目だけでなく、素材や構造が変わることで履き味にも多少の違いが出る可能性があります。

Vibram893Cソール交換後のvisvim FBT LHAMO-FOLK後方
かかと側から見ても、白いソールのボリュームがアッパーに自然につながっています。

「ソールが残っているのに剥がれた」靴も修理できる場合があります

今回のように、ソール自体はまだ形を残しているのに、接着剤の経年劣化で剥がれてしまうケースはあります。

こうした場合、「もう一度接着すれば元通りになるのでは?」と思われるかもしれません。

ただし、古い接着剤の状態やソール材そのものの劣化具合によっては、再接着だけでは十分な耐久性を確保しにくい場合があります。

その場合は、今回のようにソール自体を交換する方法を検討します。

反対に、すべてのvisvimが同じ方法で修理できるわけでもありません。

モデルによってソール構造やアッパーとの接合方法が異なるため、まずは靴の状態を確認してから修理方法を判断します。

今回の修理内容・料金・納期

visvim FBT LHAMO-FOLK
症状接着剤の経年劣化によるソール剥がれ
修理内容ソール交換
使用ソールVibram #893C
修理料金18,000円+消費税
納期目安約1〜1.5か月

料金や納期は、靴の状態や受付時期、追加作業の有無によって変わる場合があります。

visvimのソール剥がれ・ソール交換もまずはご相談ください

visvimのシューズはモデルによって構造が異なるため、すべての靴を同じ方法で修理できるわけではありません。

「ソールが剥がれてきた」「古いモデルだけど修理できる?」「純正に近い雰囲気で直したい」といった場合は、まず写真から状態を確認します。

靴全体、靴底、つま先、かかと、左右側面が分かる写真をLINEからお送りください。

写真で分かる範囲で、修理方法・費用・納期の目安をご案内します。

遠方からは宅配修理もご利用いただけます

ご来店が難しい方は、宅配での修理にも対応しています。

  1. LINEで靴の写真と希望する修理内容を送る
  2. 写真を確認し、修理方法・料金・納期の目安をご案内
  3. 内容をご確認いただいてから靴を発送
  4. 到着後に現物の状態を確認
  5. 正式な内容をご案内して修理
  6. 完成後、ご自宅へ返送

写真だけでは接着部分の状態や内部の劣化まで完全には確認できないため、写真でのお見積りは現物確認前の概算となります。

靴が到着したあとに追加の問題が見つかった場合は、作業を進める前にご相談します。

宅配修理の場合、返送時の送料として1,100円(税込)を別途頂戴します。

Instagram・YouTubeでも修理事例をご紹介しています

RADIANでは、Instagram・YouTubeでも靴修理やソール交換の事例をご紹介しています。

visvimをはじめ、スニーカー、ワークブーツ、革靴など、さまざまな修理事例を掲載していますので、仕上がりの参考にぜひご覧ください。

RADIAN豊橋の宅配靴修理

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愛知県豊橋市の店ですが、全国から宅配で修理をお受けしています。

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定休日 : 水曜と木曜日
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その他年末年始など臨時のお休みがある場合あります。ホームページなどで営業日ご確認の上ご来店ください

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