ブログをご覧の皆様こんにちは。
愛知県豊橋市の靴修理RADIANです。
今回は、RED WING(レッドウィング)8167に行った、ソール交換カスタムをご紹介します。
レッドウィング8167は、起毛感のあるラフアウトレザーと、白っぽいクレープソールを組み合わせた定番モデルです。
オリジナルの仕様には軽快でカジュアルな魅力がありますが、長く履いていく中で、
「次のソール交換では、少し雰囲気を変えてみたい」
と考える方もいらっしゃいます。
そこで今回は、オリジナル同様のクレープソールへ戻すのではなく、Vibram700ソールを使って、ブーツらしい引き締まった印象へカスタムしました。
レッドウィング8167とは
レッドウィング8167は、ベージュ系のラフアウトレザーを使用した6インチ丈のワークブーツです。
ラフアウトとは、革の床面側を表にして使った、毛羽立ちのある素材です。
一般的なスムースレザーとは違い、傷や汚れも履き込んだ表情としてなじみやすく、使うほどに味が出てきます。
オリジナルでは、白っぽいクレープソールが組み合わされています。
ラフアウトレザーとの相性も良く、ワークブーツでありながら、重たく見えすぎないカジュアルな雰囲気が8167の特徴です。
ソール交換前の状態

まずはソール交換前の状態から見ていきます。
アッパーには使用による色の変化や毛羽立ちが見られますが、ラフアウトレザーらしい良い雰囲気が出ています。
こうした履き込んだアッパーは、新品にはない魅力があります。
アッパーを生かしながら、傷んだソールを交換して長く履いていけるのも、レッドウィングの良さです。

オリジナルのクレープソールは、白っぽい色合いとフラットな形状によって、ブーツ全体を軽快に見せてくれます。
その一方で、もう少しブーツらしい雰囲気や、引き締まった足元を求める場合には、別のソールへ変更するカスタムもおすすめです。

今回のご依頼も、オリジナルと同じ仕様へ戻すのではなく、ソール交換を機に見た目を変えるカスタムです。

クレープソールから雰囲気を変えるカスタム
今回のソール交換では、純正と同じクレープソールは使用していません。
クレープソールのカジュアルな印象から少し離れ、落ち着いたワークブーツらしい雰囲気へ変更するため、Vibram700ソールを選びました。
Vibram700は、Vibram430やVibram100と並び、レッドウィングのソールカスタムでは定番中の定番といえるソールです。
今回は、Vibram700に3mmのレザーミッドソールを組み合わせ、ヒール部分には革の積み上げを1枚追加しています。
コバはライトブラウンで仕上げ、黒いソールを使いながらも、重たくなりすぎないバランスを意識しました。
Vibram700ソールの特徴
Vibram700は、底面の凹凸が比較的控えめで、シンプルな見た目を持つラバーソールです。
底面だけを見るとすっきりしていますが、ソール本体には適度な厚みがあるため、側面から見たときにはしっかりと存在感が出ます。
クレープソールから交換すると、ブーツ全体の輪郭が引き締まり、より落ち着いた印象になります。
Vibram100ほどゴツゴツしたボリュームは出したくないものの、純正よりはブーツらしい雰囲気を強くしたい。
そんな場合に使いやすいソールです。
Vibram700とVibram430の違い
レッドウィングのカスタムでは、Vibram700とVibram430を比較されることがよくあります。
どちらもハーフソールとヒールを組み合わせる定番仕様ですが、見た目の違いを考える際には、底面のパターンと側面から見た厚みを分けて考えることが大切です。
Vibram700は横から見た厚みに存在感がある
Vibram700は、底面の凹凸が比較的控えめで、見た目はシンプルです。
ただし、ソール本体には430よりも少し厚みがあります。
そのため、横から見たときにはソールの存在感が出やすく、足元にほどよいボリュームを持たせられます。
Vibram430は底面に凹凸があるが、側面は案外すっきり
Vibram430は、ソール中央部分に凹凸があるため、底面だけを見ると700よりもタフで無骨な印象があります。
ただし、中央の凹凸部分を除いたソール本体の厚みは、700よりも約1mm薄くなります。
そのため、横から見た仕上がりは意外とすっきりしており、店頭でも「430の方が案外スマートに仕上がります」とご案内することがあります。
単純に、
700はすっきり、430は無骨
と分けられるものではありません。
700は底面がシンプルでも横から見た厚みに存在感があり、430は底面に凹凸がありながら側面は比較的スマートに見えやすいという違いがあります。
選ぶ際には、靴底のパターンだけでなく、履いたときに横からどう見せたいかも考えると、好みに合うソールを選びやすくなります。
3mmレザーミッドソールを追加
今回のカスタムでは、Vibram700の上に3mmのレザーミッドソールを組み合わせています。
ミッドソールとは、靴本体と地面に接するアウトソールの間に入る中間層です。
レザー製のミッドソールを加えることで、横から見たときに革の層が見え、ソール全体に立体感が生まれます。
また、新しいラバーソールを取り付ける土台としての役割もあります。
今回はコバをライトブラウンで仕上げ、ベージュ系のラフアウトレザーとなじむ色合いにしました。
革の積み上げを1枚追加
ヒール部分には、ラバーヒールと靴本体の間に革の積み上げを1枚入れています。
革の層が入ることで、ヒール周辺に立体感が出て、横から見たときの仕上がりが単調になりません。
レザーミッドソールと積み上げの色をそろえることで、つま先からかかとまで自然につながるように仕上げています。
ソール交換後の仕上がり

完成した状態がこちらです。
白っぽいクレープソールから黒いVibram700へ変更したことで、足元が引き締まり、ブーツらしい落ち着いた雰囲気になりました。
黒いソールだけでは重たい印象になりやすいところを、ライトブラウンのコバと革の層がやわらげています。

ラフアウトレザーのカジュアルな雰囲気は残しつつ、ソール周りにはレザーとラバーの層が加わりました。
派手に形を変えるカスタムではありませんが、オリジナルと比べると全体の印象は大きく変わります。

今回の仕様では、3mmのレザーミッドソールと革積み上げを1枚使っているため、横から見たときに適度なボリュームがあります。
Vibram700自体の厚みも相まって、クレープソール時よりも足元の存在感が増しました。

底面は、Vibram700らしい比較的シンプルなパターンです。
底面の見た目は控えめですが、側面にはしっかりと厚みがあり、横から見たときには存在感が出ます。

つま先周辺を見ると、ラフアウトレザー、ライトブラウンのコバ、黒いVibram700の層がよく分かります。
白い出し縫いのステッチも、全体のアクセントになっています。
もっとライトに仕上げることもできます
今回は、3mmレザーミッドソールと革積み上げ1枚を使って仕上げました。
ただし、もっと軽快でスマートな印象をご希望の場合は、レザーミッドソールなし、革積み上げなしで仕上げる方法もあります。
同じVibram700を使っても、ミッドソールや積み上げの有無によって、横から見た厚みや重さは変わります。
今回のようにある程度ボリュームを出すのか、できるだけライトに仕上げるのか。
好みのシルエットに合わせて、仕様を調整できます。
カスタムすると何が変わる?
クレープソールとは違う雰囲気を楽しめる
白っぽいクレープソールから黒いVibram700へ交換することで、ブーツ全体の印象が引き締まります。
8167のアッパーはそのまま生かしながら、足元の雰囲気を変えたい方に向いたカスタムです。
ソール周りに立体感が出る
レザーミッドソールと革積み上げを加えることで、ソール周りに複数の層が生まれます。
横から見たときの情報量が増え、ワークブーツらしい表情になります。
純正とは履き心地が変わる
クレープソールは軽く、比較的柔らかな履き心地が特徴です。
一方、Vibram700とレザーミッドソールを使った仕様は、純正よりも靴底がしっかりした感触になります。
軽さや柔らかさをそのまま残すカスタムではなく、安定感やブーツらしい履き心地を求める方向けです。
厚みと重量は増加する
3mmレザーミッドソールや革積み上げ、ラバーソールを使用するため、オリジナルのクレープソールより厚みと重量は増えます。
純正の軽快さを最優先したい場合は、オリジナル同様のクレープソール交換や、ミッドソールなしの仕様も選択肢になります。
今回の修理内容と料金
- 靴:RED WING 8167
- 修理内容:オールソール交換・ソールカスタム
- アウトソール:Vibram700
- ミッドソール:3mmレザーミッドソール
- ヒール:革積み上げ1枚+ラバーヒール
- コバ:ライトブラウン仕上げ
- 費用目安:25,000円+消費税
- 納期目安:1〜2ヶ月ほど
靴の状態や使用する材料、ミッドソールや積み上げの有無によって、料金や納期は変わる場合があります。
クレープソールから雰囲気を変えたい方におすすめです
レッドウィング8167は、オリジナルのクレープソールもよく似合うブーツです。
ただ、ソール交換のタイミングで、少し雰囲気を変えてみるのも楽しみ方のひとつです。
今回使用したVibram700は、底面は比較的シンプルですが、側面には適度な厚みと存在感があります。
一方、Vibram430は底面に凹凸がありながら、側面から見ると案外スマートに仕上がります。
ソールは底面のパターンだけで選ぶのではなく、横から見た厚みや、靴全体をどのようなシルエットにしたいかまで考えることが大切です。
レッドウィングのソール交換や、Vibram700・430・100などを使ったカスタムも、お気軽に靴修理RADIANまでご相談ください。
修理事例やカスタムの様子は、Instagram・YouTubeでも発信しています。
Instagram:@radian572958
YouTube:靴修理RADIAN
RADIAN豊橋の宅配靴修理
まずは写真を送るだけ
靴の知識がなくてもOK。「これって直りますか?」からで大丈夫です。
愛知県豊橋市の店ですが、全国から宅配で修理をお受けしています。
お近くにお住まいの方は予約不要でお気軽にご来店ください。
LINEで写真を送る
気になる箇所を撮るだけ
概算見積りが届く
職人が診断してご返信
発送 or 店頭へ
全国どこからでも対応
費用や納期の目安は為替や資材価格の変動にあわせて随時変更させて頂いております。
最新の費用や納期は店頭までお問い合わせください。
お問い合わせ先
靴修理RADIAN豊橋
〒440-0893 愛知県豊橋市札木町106-1
Mail : info@radian-mail.com
Tel : 0532-52-2868
定休日 : 水曜と木曜日
営業時間 : 10:00 – 17:00
その他年末年始など臨時のお休みがある場合あります。ホームページなどで営業日ご確認の上ご来店ください
