レッドウィング9874をVibram 100ハニーでカスタム|クロンダイクのアイリッシュセッター

ブログをご覧の皆様こんにちは。
愛知県豊橋市の靴修理RADIANです。

今回は、RED WING(レッドウィング)の9874 Irish Setter 6-inch Mocを、Vibram 100ハニーソールでカスタムした一足をご紹介します。

レッドウィング9874 Vibram100ハニー カスタム
Vibram 100 ハニーと3mmレザーミッドソールでカスタムしたRED WING 9874。

今回の仕様は、

  • アウトソール:Vibram #100 ハニー
  • ミッドソール:3mmレザーミッドソール
  • コバ仕上げ:ナチュラルカラー

という組み合わせ。

ブラックのクロンダイクレザーに、明るいハニーカラーのラグソールを合わせることで、9874本来のクラシックな雰囲気を残しながら、足元の印象を大きく変えたカスタムです。

目次

RED WING 9874とはどんなブーツ?

レッドウィング9874 アイリッシュセッター ブラッククロンダイク
ブラック・クロンダイクを使用したRED WING 9874。モックトゥと白いステッチも印象的です。

1950年代のアイリッシュセッターを意識した復刻モデル

RED WING 9874は、レッドウィングの歴史を語るうえで欠かせない「Irish Setter(アイリッシュセッター)」のディテールを復刻した6インチ・モックトゥモデルです。

レッドウィングが「Irish Setter」と呼ばれるハンティングブーツカテゴリーを展開した1950年代のディテールを意識して作られており、通常のクラシックモックとは少し違った雰囲気を持っています。

タグやステッチ、アッパーに入るエンボスなど細かな部分まで当時の雰囲気を再現している、少し特別な一足です。

ブラック・クロンダイクと呼ばれる「茶芯」レザー

9874の大きな魅力が、アッパーに使われているBlack “Klondike”(ブラック・クロンダイク)です。

クロンダイクは、革の芯まで完全に黒く染めた革とは違い、内側に茶色い芯を持ったレザー。

履き込むことで表面の黒が擦れ、下地の茶色が少しずつ見えてくる、いわゆる「茶芯」の経年変化を楽しめます。

最初は黒いブーツでも、履き皺や擦れが入る部分から徐々に茶色が現れ、自分だけの表情に育っていくところがクロンダイクの面白さです。

今回お預かりした9874も、モックトゥや履き皺の周辺に少しずつ表情が出ており、これからさらに変化が楽しみな一足です。

今回はVibram 100 ハニーでソールカスタム

レッドウィング9874 Vibram100ハニー 靴底
アウトソールにはVibram #100のハニーカラーを使用。

今回アウトソールに使用したのは、Vibram #100

ワークブーツのソールカスタムでは定番とも言える、存在感のあるラグパターンを持ったアウトソールです。

今回はブラックではなく、明るいハニーカラーを選択しました。

ブラックのアッパーにハニーソールを合わせることで、足元にしっかりとコントラストが生まれます。

ソール自体にはワークブーツらしい迫力がありますが、カラーが明るいため、重たくなりすぎず軽快な印象に仕上がるのもポイントです。

ラグソールらしい力強い足元へ

Vibram #100の特徴は、何と言っても大きなラグパターン。

靴底を見たときの存在感が強く、モックトゥのワークブーツとも相性の良いデザインです。

横から見ても、つま先側のラグと独立したヒールによって、元のトラクショントレッド系のソールとは大きく印象が変わります。

3mmレザーミッドソールを追加

レッドウィング9874 3mmレザーミッドソール Vibram100ハニー
ブラックのウェルトとハニーソールの間に3mmレザーミッドソールを挟んでいます。

今回はアウトソールだけでなく、3mm厚のレザーミッドソールも追加しています。

写真を見ると、ブラックのアッパーとハニーソールの間にナチュラルカラーの革が一層入っているのが分かると思います。

このレザー部分を入れることで、アッパーからアウトソールへ直接色が切り替わるのではなく、一度革の層を挟むため、ソール全体に立体感が生まれます。

今回は3mm厚なので、必要以上にソールを厚くしすぎず、それでいてレザーミッドソールの存在感もしっかり感じられるバランスにしています。

カスタムのポイント

  • モデル:RED WING 9874 Irish Setter 6-inch Moc
  • レザー:Black “Klondike”
  • アウトソール:Vibram #100 ハニー
  • ミッドソール:3mmレザー
  • 狙い:ブラックのアッパーとハニーソールのコントラストを活かす
  • シルエット:ラグソールの力強さを加え、ワークブーツらしい存在感をアップ

ブラック・クロンダイクの重厚なアッパーに、Vibram #100 ハニーとナチュラルカラーのレザーミッドソールを合わせることで、迫力はありながら重たくなりすぎない足元に仕上げています。

クロンダイクとハニーソールのコントラスト

今回のカスタムで一番印象的なのは、やはりブラック×ハニーの組み合わせです。

9874のブラック・クロンダイクは、履き込むほど少しずつ茶芯が現れていくレザー。

今後アッパーに茶色が出てくると、今回取り付けたナチュラルカラーのレザーミッドソールやハニーソールとも、さらに馴染んでいくと思います。

カスタムした直後が完成ではなく、ブーツを履き込むことでソールを含めた全体の雰囲気が変化していくところも、こうしたワークブーツカスタムの楽しさですね。

ソール交換で9874の印象を大きく変える

オールソール交換は、減ってしまった靴底を交換するためだけの修理ではありません。

今回のように、元の仕様とは違うアウトソールを選ぶことで、同じブーツでも印象を大きく変えることができます。

ブラックのソールで全体を引き締めるのか、今回のようなハニーソールでコントラストを付けるのか。

レザーミッドソールを入れるのか、厚みを何mmにするのか。

こうした組み合わせによって、仕上がりの雰囲気はかなり変わります。

RED WING 9874のソールカスタムは靴修理RADIANへ

今回は、RED WING 9874をVibram #100 ハニー+3mmレザーミッドソールという仕様でカスタムしました。

1950年代のアイリッシュセッターを思わせるディテールと、履き込むことで茶芯が現れるブラック・クロンダイク。

そこに明るいハニーカラーのラグソールを組み合わせることで、9874の持つクラシックな雰囲気とはまた違った一足に仕上がりました。

RADIANでは、純正に近い仕様でのオールソール交換はもちろん、今回のようにアウトソールやレザーミッドソールを組み合わせたカスタムも承っています。

「このソールを付けたい」
「こんな雰囲気にしたい」
「過去にRADIANで見たあのカスタムにしたい」

といったご相談もお気軽にどうぞ。

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